西日本豪雨で深刻な報道の多い中、タイ洞窟に閉じ込められた13人が全員救出されたことは明るいニュースでした。
この少年たちに、サッカー日本代表がサイン入りユニホーム13着を用意したそうで、今頃はきっと贈呈されたのではないでしょうか。
WCサッカーで日本が敗退し、サッカーネタが無くなって無理にくっつけているって?済みません、その通りです。
今日はプログラミング講習会の最終日、終わり良ければ全て良しとしたいものです。
日 時:平成30年7月8日(日)13時30分から15時30分
場 所:八王子市心身障害者福祉センター訓練室
参加者:4名
<学習内容>
シューティングゲームを作ろう
・たま、コウモリ、できるもん(キャラクタ)のスプライトを配置する。
・背景を設置する。
・できるもんの左右の動きを設定する。
・たまの動きを設定する。
・コウモリの動きを設定する。
・たまがコウモリに当たった時の画像の効果を設定する。
・たまがコウモリに当たった時の得点の計算をする。
(10回当たると「まいりました」と言う。)
・ゲームが終了するとリセットするように設定する。
・ジョイスティックをBluetooth接続してゲームを動かす。
Scratchスタジオを利用したプロジェクト共有
・Scratchスタジオの中を見る。
・Scratchスタジオの作品(ゲーム)を試みる。
・受講生各人がスクラッチのアカウントを取得する。
・マネージャーからキュレーターへの招待を受ける。
・招待を受け入れて、自分の作品(プロジェクト)を追加する。

今日の会場は以前より狭いところになり、窮屈な状態で熱気ムンムンです。
講義を始める前に、会のブログの紹介がありました。
ブログを見ると、以前やったことが思い出されて参考になるのではないでしょうか。
その後、それぞれに作ったプロジェクトを共有できるよう、講習会用のScratchスタジオを作ったので、この利用について説明がありました。
スクラッチのアカウントを持つと作品をスタジオに置くことができますが、アカウントがなくても見ることはできますので、それを見てみましょう。

URLの書かれた紙を手に手慣れた様子で入力し、あっという間に見る準備ができました。
興味のあるものがあったら、見てみましょう。

「興味あるもの」と言われると、やっぱゲームですよね。
でもゲームばっかしやってると、この絵のように「またゲームしてるの!」と言われてしまいます。
「してるのじゃなくて、作ってるの」って言えるようにしましょう。
今日のテーマは「シューティングゲームを作ろう」です。

最初はおなじみのこの画面から始まります。
ゲームに必要な材料は、パソコンの中に準備されています。
まず、背景を設置しましょう。

背景の次はスプライトです。
できるもん(キャラクタ)、たま、コウモリの3種類が必要です。
このゲームではできるもんがたまを打って、コウモリに当てます。
10回当てるとゲームオーバーになります。

背景の設置を終えた受講生は涼しい顔をして、次の説明を待っています。
でも後ろの席の方ではまだ・・・・??
スクリプトの作成に入ります。まずは「できるもん」から。
「←」「→」キーで左右に動くように設定します。

次は「たま」のスクリプト、たまを上向きにし、「できるもん」の所から上へ向かって発射できるように設定します。
スペースキーを押すとたまが発射されます。

最後に「コウモリ」のスクリプトを作成します。
10回当たるとゲームオーバーになるよう、新しく「得点」という変数を作ります。
コウモリがパタパタ羽を動かすのは、最初にやったスクラッチキャットが歩くスクリプトと同じですね。
コウモリにたまが当たると色が変わったり、10回当たると「まいりました」と言わせるようにします。
ゲームが終わったら、ゲームクリアの設定も必要ですね。
やっぱりたまが当たったら、何か音が出るようにしましょうかね。
いろいろ複雑なスクリプト作成に取り組みました。
ゲーム完成品の動作は動画にありますので、そちらでご覧下さい。

そのままの完成品では飽き足らず、カバや猫を飛ばしている受講生がいました。
「カバをもっと小さくしたら」とか、「猫をもっと早く動かしたら」と外野席から無責任な発言があり、でも受講生はそれに対応してスクリプトを組み換えていました。
大したもんだなぁ!!
次はキーボードからジョイスティックに替えてゲームをやってみます。

ジョイスティックを使うには、ジョイスティックの入力をキーボード入力に変換するアプリが必要になります。
そこでキーマッピングソフト(JoyToKey)のインストールを行います。
このアプリを使うと、たまを自動連射させることもできるようになり、よりゲームがやりやすくなります。
この辺りのことは私達より受講生の方が詳しいかもしれませんね。

さて、ここで最終課題、Scratchスタジオを利用したプロジェクト共有に入ります。
アカウントの作成で、少し躓きました。
既にアカウントをお持ちの受講生がいて、その人のアカウントがマネージャーに認識されません。
でもこの問題は受講生自身で解決されました。
今回の受講生は自宅にインターネット環境をお持ちの方ばかりでしたので、今後は自宅からのアクセスでこのスタジオの利用が可能となります。

今回初めての試み、スクラッチで行うプログラミング講座はいかがだったでしょうか?
この答えは今迄で一番大きい拍手で判りますね。
講師が毎回課題やテキストを、追加準備してくれたことへの感謝の気持ちも大きかったのだと思います。
皆さま、お疲れさまでした。
今回も講義の様子を幾つか動画でご紹介したいと思います。
本日の課題が完成し、ゲームを楽しみました。
それだけでは飽き足らず、カバや猫のキャラクタを追加し、動きを複雑化したスクリプトを作成しました。
キーボード操作からジョイスティックに替えてゲームを行いました。
途中講師がペアリングの話をしていますが、それはとっくに終わって、ゲームに没頭している受講生も居ました。
私たちにとっては懐かしのインベーダーゲームです。
「昔はねぇ。喫茶店にこのゲーム機があってねぇ。コーヒー1杯で粘って・・・・」
そんな話、誰も聞いてくれませんでした。がっくり!!
連日、西日本豪雨の被害が報道されています。
講師は初日「プログラミングは世の中の役に立つ」というお話をされました。
災害防止のプログラムを組む、受講生の中からこういうことをやれる人が出てくるんじゃないかなぁ、優秀な若者を見るとそんな期待をしてしまいます。
記録 : TUNA