Siriショートカットアプリを利用すれば、障害者の皆さんのラクで確かなくらしを支えることができるとわかると、すぐにでも続々とショートカットを勧めたくなります。
しかし残念ながら2018年の秋時点で、Siri ショートカットに対応しているアプリは、筆者のiPhone/iPad で確認したとことろでは、次に示す通りわずか20点ほどしかありません。
・標準アプリ:SAFARI、カレンダー、ボイスメモ、マップ、ミュージック、メール、メッセージ、メモ、時計、写真、電話、PAGES, NUMBERS, KEYNOTE,
・SNS:FACETIME, LINE, TWITTER
・サードパーティアプリ:GOOGLEニュース、ヤフー天気
iOS12で強化された目玉機能のショートカットを作成するには、前回の第02話で紹介した通り、SiriショートカットとAppショートカットの2系列の方法があります。その第1の系列のSiriショートカットの方法に対応しているアプリは、次の手順で確かめることができます。
設定アプリを開く>サイドメニューの中の「Siriと検索」の見出しを選択>「Siriと検索」のページの中の「ショートカット候補」の見出しの中の「すべてのショートカット」の項目を選択する
読者の中には、対応アプリの少なさにがっかりされた方もおられることでしょう。障害者の皆さんのiPhone/iPad のあるくらしを充実させていくためにも、早急に対応アプリが増えていくのが待たれます。
私たちはショートカット対応アプリが増えるまでの間、手をこまねいて待つわけではありません。障害者支援ボランティアには、限られた対応アプリだけでも、次のような山ほどの作成支援の課題が待ち受けています。(カッコ内はショートカットで使用するアプリ)
・ホームページ訪問(Safari)、メッセージ送信(LINEやMessage)、経路検索(標準マップやGoogle Maps)、日程管理(カレンダーやリマインダー)、お天気確認(Yahoo!天気)、写真コンテンツ編集(写真)、音楽アルバム編集(ミュージック)など
(記:yoton、動作確認はiPad Air2 iOS12.01およびiPhone7 Plus iOS12.01による)