2019年11月30日

SNS・ブログ講習会開催報告(1日目)

日時:2019年11月24日(日)10時から12時
場所:心障センター 第一会議室
受講者:4名
講座内容
SNS・ブログについの概要、Twitterの使い方
今回の講座は、SNS&ブログです。SNSはマスコミでもよく話題になりますが、実際に使っていてもなにか良く分からないところもあります。
また、SNSは危険とか言われます。折しも、Twitterを利用した驚くべき誘拐事件が起きました。犯罪に利用されるSNSはTwitterが一番多いそうです。普通に使っている人から見れば、どうやって危険な情報に結びつくのだろうかと首を傾げたくなります。
SNSをすべて解禁してよい年齢とは、どうも18歳ぐらいでそれまでは適切な制限が行われるべきもののようです。私たちは今までにはない高度なツールを簡単に手にすることが出来るようになったわけで、もっと慎重にすべきでしょう。
講座の前半はSNSについて一般的な説明から入りました。SNSとはソーシャルネットワークの中で、基本的に登録された会員間の情報交換と言われて、Facebook
、Line、mixiなどはまさにその通りです。
しかし、Twitter、YouTube
などはニュース性が高く比較的に容易に一般に公開されているものもあります。
SNSの拡散性については注意が必要です。個人的に何気なく投稿した記事は日本のみにとどまらず、全世界に広がってしまうということです。個人情報はさけて、他人が聞いても全く問題にならない言葉からはじめようと改めて喚起がありました。
つぎに用語の説明、「ハッシュタグ(#)」、「IDとパスワード」、「お友だち」、「フォロー」、「シェアする」 「セキュリティの設定」「ブロック」などの説明がありました。
後半はTwitterの実際に使ってみました。最初にTwitterを取り上げるのは、設定が簡単で入りやすいからでしょうか。アカウントはみな同じで、心障センターのパソコンから行いました。
皆さんの最初に一声は「今日は暖かいです。」「SNS挑戦してみたいです」「昨日の夜は暖かった」「ウサギが好きです」などでした。発信元は「八王子障害者支援 @dss802tw」です。
ハッシュタグのつけ方は「#」で前後に半角スペースは必要で#そのものは全角半角問わないようになったようです。#八王子支援 #dsssnsをつけましたので#八王子支援#dsssnsで検索すればどこでも削除しない限り発した言葉を見ることが出来ます。またTwitterは自分が投稿した記事は削除できるので安心です。
続いて、「検索」や「フォロー」ついても学習しました。
今回の受講者はパソコンの経験はありますが、Twitterは初体験のようで、興味を持って理解されたようです。
TwitterでBigなNewsでなくても日常の些細なことでも率直に語られた言葉には力があります。是非、受講生のみなさん、生活の中で実際に使ってみて生かしてください。(ET)
posted by dss at 22:32| Comment(0) | パソコン講習会

2019年11月18日

Andoridスマートフォンのサポート体制

どうもkimamaです。
今回はAndroidスマホに対するサポート体制についてのお話です。

このブログを見ている方の割合までは不明ですが、世の中の携帯電話はほとんどスマートフォンに置き換わった、といってもよいと思います。
dssにも、スマートフォン(以下スマホ)関連の相談は来るのですが...
じつは、解決できる問題のほとんどが「iPhone」に関する問題なのです。
補足しますと、スマホには大きく分けて二つの種類があります。

一つが皆さんおなじみ、「iPhone」です。
「iPhone」の定義は、Apple社がソフトウェア、ハードウェアともに開発、販売しているスマホである、というものです。
「iOS」と呼ばれるオペレーティングシステムを搭載しており、機種ごとの統一性が高いのでサポートが非常にしやすいのが特徴です。

もう一つが、Google社がオペレーティングシステムを提供する「Androidスマホ」です。
これは何かといいますと...
ソフトウェアの根幹、オペレーティングシステムの基礎をGoogle社が開発、無償で提供します。
それに合わせてメーカー各社がハードウェアを開発、Google社が提供するオペレーティングシステムを自社でカスタマイズし搭載、販売しているものとなります。

注目するべきは「オペレーティングシステムが統一のものではなく、メーカーごとにカスタマイズされている点」です。
これの何が厄介か。
設定項目や内蔵アプリケーション、端末の性能(搭載されている機能等)にかなりのバラつきがあるため、サポートが困難を極めるところにあります。

携帯電話というものは性質上、個人情報やプライベートなデータなどが多く格納されている場合が多いです。
そのため、自分の端末のように好き勝手にいじくりまわして解決方法を探す、という手段がとりにくいこともあります。

現在、dssのメンバーにはAndroidユーザーがあまりいません。
把握は全くできていませんが、Androidユーザーは私含めメンバー内に10人いるかいないか、かもしれません。
しかし、受講生の中にはそれなりの数、Androidユーザーがいるのが現状です。
今はまだ頻度はそこまで高くないのですが、Androidのサポートを公にしていない現在の時点で相談が少数でもあるということは、ニーズはかなり高いものだと私は考えています。

この現状、どうにか打破できるとよいのですが...
今はまだ、見通しが立っていない状態です。

私は長らくAndroidユーザーですので、何か気づいた点、新機能や便利機能、アプリなどがあったら随時記事にして更新していきたいと思います。
それでは。

by kimama
タグ:android

2019年11月12日

パソコン講習会視覚コース第4日目

申し訳ございません。
体調を崩しまして、2日目、3日目を休ませて戴きました。
その間kimamaさんが代役を務めて下さり、2日目は報告されました。
3日目の報告も追ってされることと思いますが、取り敢えず4日目の報告を先にさせて戴きます。

日 時:2019年11月3日(日)13:30〜15:30

場 所:八王子市心身障害者福祉センター第一会議室

参加者:5名

念のため2日目、3日目の学習項目も記載致しました。

<学習内容>
2日目
・アプリケーションの起動と終了
・文字の入力(住所入力や短文の入力など)
・アプリケーションのコマンドについて
・ショートカットキーとアクセスキーについて
・パソコンのシャットダウン方法

3日目
・ショートカットキーについて
・Thunderbirdの起動
・メールの送受信
・パソコンのシャットダウン

4日目
・NVDAについて
・Firefoxの起動と画面の説明
・Firefoxの基本操作
・NVDAのショートカットを用いたサイトの閲覧(広報はちおうじ)

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講義が始まりました。今回の講師はIさんです。
1日目、2日目は既にご紹介したKさん、3日目、4日目はIさんです。
今迄の講習会のスクリーンリーダーはPCトーカーでしたが、今回はNVDAですので最初にその説明がありました。

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NVDAはオーストラリアで開発され、日本語チームにより日本語でも使えるようになっています。10年ほど前から日本に導入され、何と最初に取り入れたのは八王子の人だったそうで、何か縁を感じますね。

最初「入力ヘルプ」を起動して、機能キーの場所を確認しました。
ファンクションキーのF4やF6はよく使いますので、位置をしっかり覚えましょう。
次いで2つのキーを同時に押すショートカットキーの練習です。
NVDAでは左Ctrl+F6はひだりコントロール プラス エフ6、右Ctrl+Wはみぎ左コントロール プラス ダブリュー と言います。
 
視覚障害者はマウスを使うことが困難なので、PC操作をキーボード主体で行い、特にショートカットを多用します。
そこでまずNVDAのショートカットを練習してみましょう。
NVDAキー(無変換)+↓キーは全文読み上げ、NVDAキー+Pキーは記号の読み上げのレベルを変更するショートカットです。「入力ヘルプ」の状態ではキーの名前とその後でどういう機能があるか説明してくれます。記号の読み上げでは文章を書く時は全ての記号を読んでくれる方がいいし、Webの記事を読ませる時には記号を全部読むのは煩わしく感じます。
また、NVDAキー+F12では現在の時刻を教えてくれます。(ちなみにF12を2回押すと現在の日付を教えてくれます。)
ショートカットキーは非常に沢山あり、一度に全部は覚え切れませんので、必要に応じて覚えていけばいいと思います。


今日はWebの閲覧を行います。
Webを見るためのソフトをブラウザと言い、今回使うFirefox以外にもMicrosoftが提供しているInternet ExploreやMicrosoft Edge、あるいはGoogle Chromeなどがあります。
ここでブラウザと検索エンジンの話が出て、同じように検索しても結果が違うことがあるというような話がありましたが、受講生の皆さんには少し難しかったかもしれません。

ではFirefoxを起動してみましょう。
Windowsキーを押してスタートメニューを出し、firと入力して「ファイアフォックス」と音声ガイダンスが聞こえたらEnterキーを押します。
これでFirefoxが起動します。
PCには学習機能がありますので、何回もFirefoxを使っているとfと入力しただけでFirefoxを検索できるようになります。

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Firefoxの画面構成を説明します。
Firefoxのようなブラウザはタブブラウザと呼ばれています。
画面の一番上にタブを表示する領域があります。
紙でタブの付いたインデックス用紙を用意したので、イメージを確認してください。
上のタブを持ってページを開くと、そこに書いてある内容が読めるというイメージです。
Firefoxは画面の一番上にあるタブを切り替えて、複数のページを見ることができます。

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皆さんのお使いのPCはFocus Highlightというアドオンが入れてあります。
アドオンとはソフトに後から追加する拡張機能のことです。Focus Highlightは青線で囲まれたところにフォーカスがある場合は入力可、赤線で囲まれた部分は見るためのコマンドが使えるところということを示します。

タブを表示する領域の下にサイトのアドレスや検索キーワードを入力するアドレスバーがあります。ここをNVDAはナビゲーションツールバーとガイドします。Firefoxを起動すると最初にナビゲーションツールバーが選択されます。ここに「広報はちおうじ」と入力して実際のWeb画面を操作してみましょう。

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この後次々ショートカットキーの説明が入り、受講生たちはそれを聞きながら操作します。
メンバーの一人がFirefoxの主なショートカットを纏めてくれました。それを大きい文字で墨字印刷した紙とか、PDFに変換してiPadで見られるよう準備がしてあったので、それを参考にしながら進めました。iPadでは文字の大きさが見やすいよう拡大・縮小できるので便利です。

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また広報はちおうじには「声の広報」があって、直接音声で聞くこともできます。
それぞれのショートカットキーの説明はこの報告では省略させて戴きましたが、連続読み、1行読み、ページ内検索等々、更には見出しやリンクへの移動等の1文字ナビゲーションの説明がありました。
ここでちょっと面白い事象がありました。講師が「画像への移動はGを使います。画像のGですね。」と言いますと、すかさずサポーターから「Gはグラフィックのことでは?」と声が掛かりました。まぁそうなんでしょうが、講師の言う「画像のG」の方が頭に入り易いですよね。
そうは言うものの、あれやこれやで受講生は混乱気味でしたが、横のサポーターがすぐにフォローしてくれますのでWeb閲覧の体験が無事終了しました。マウスを使わなくてもキー操作だけで殆どのことが可能ということを実感して戴けたことと思います。

第1日目の報告でWCラグビー事をお話ししましたが、今回もちょっとだけ触れてみたいと思います。まだ少し余韻が残っていますしね。
今年の流行語大賞にノミネートされた30語の内、ラグビー関連が何と5語もありました。
ジャッカル、にわかファン、笑わない男、ONE TEAM、4年に一度じゃない。一生に一度だ。
私も正しくにわかファン、普通は見ない外国同士の3位決定戦、優勝戦も勢いで見てしまいました。ラグビーの中継で感じたことは、やはりにわかファンを意識したのでしょう、懇切丁寧にラグビー用語を解説していました。このおかげで私も試合内容を理解することができました。
翻って私たちのサポートはどうかな?PCの操作解説にはついつい専門用語を使ってしまいますが、初心者の人達に充分理解されているのか、独りよがりになっていないか。PCファンになって貰うのは、やはり懇切丁寧な専門用語の解説が必要だとつくづく感じた次第です。

横道に逸れたところで、私の報告を終わらせて戴きます。今TVで「俺の話は長い」というドラマをやっていますね。おっと、更に横道に逸れそうだ。長っ話しにお付合い戴き有難うございました。  (TUNA)







posted by dss at 21:40| Comment(0) | パソコン講習会