2019年10月10日

パソコン講習会視覚コース第1日目

お久しぶりでございます。今回の報告者はTUNAでございます。
例によって長っ話になるかもしれませんが、よろしくお付き合いのほどお願い申し上げます。

日 時:2019年10月6日(日)13:30〜15:30
場 所:八王子市心身障害者福祉センター第一会議室
参加者:4名

はじめに
今回は初めての試みとしてNVDAをスクリーンリーダーとして使用することになりました。
今迄使っていたPCトーカーは大変使い易くできていますが高価で、障害者補助を受けられない方にとっては負担となります。
NVDAはフリーソフトですので、その点利用し易い利点があります。

<学習内容>
・パソコンの起動と終了
・ホームポジションについて
・タッチタイピングによる文字入力の練習

s-101.jpg講義が始まりました。今回の受講者は全員弱視の方でした。
弱視の場合はソフト等の補助が貰い難いですので、当然かもしれません。
最初に見え方を伺ってみると、パソコンのキーボードの文字が何とか見えるという人もいらっしゃいました。

s-104.jpg今回の講師は2人で分担することになりました。
1日目、2日目はおなじみのKさん、全盲の方です。
3日目、4日目は女性のIさん、弱視の方で初めての講師です。

最初にKさんから「サポーターに教えて貰って、「X」のキーに触ってみて下さい。その後キーボードから手を放し、もう一度触ってみて下さい。」と注文が出ました。
これは「絶対位置」と「相対位置」の説明で、視覚障害者は絶対的な場所を認識することが難しく、相対的に場所を把握する必要がある。タッチタイピングにはホームポジションに手を置くことが必然という前置きでした。

s-106.jpgまずキーの位置を覚えるため、PCトーカーでいう「キーボードガイド」、NVDAでは「入力ヘルプ」を起動します。
この起動にはNVDAキー(通常無変換キー)と数字キーの1を押します。これが起動するとパソコンとしての動作は行えなくなり、単にキーの名前を言うだけになります。つまり「A」のキーを押すと「エー」、左「Ctrl」は「左コントロール」と言います。ソフトの終了は同じくNVDA+1キーで行います。

最初にホームポジションをしっかり覚え、次いでアルファベットやその他記号、機能キーの位置を相対的に覚えます。親指を除く4本の指は夫々1つ上のキー、1つ下のキーの3ヵ所を受け持ちます。人差し指はそれに加えて更に内側のキー、6ヵ所を受け持ちます。数字キーの場合は右・左のホームポジションからそのまま上にずらして入力します。
指馴らしの練習を行い、丁度1時間になって休憩に入りました。

s-109.jpg休憩が終り、次は文字入力です。これはメモ帳で行いました。
画面の写真を見て戴くとお分かりのように、画面は白黒反転しており、文字やカーソルが大きく表示されています。
今迄の視覚コースでは画面は見ないで操作することを前提にしていましたが、今回は弱視の方向けということで、準備会でその為の設定を行いました。

最初はアルファベット、次いでひらがなをローマ字入力で練習します。
私が良くできる方に向かって、「【あいうえお】ができたら、【いろはにほへと】で練習するといいですよ」と言いましたところ、「【いろはにほへと】までは判るが、次が判らない」と言われてしまいました。他の若い人に聞いてみても同様のようです。
う〜〜ん、私の体験は参考にならないみたい。老兵は消え去るのみかなぁ。あっ、10/19と10/26に身障センターでボランティア養成講座があります。ぜひ若い方の参加をお願いしたいと思います。

話は変わりますが、今WCラグビーで盛り上がっていますね。何と日本は3連勝、いよいよ日本初めての予選突破も夢でなくなっています。この日本代表になれるのは日本に3年間在住し、他の国の代表になっていないことが条件だそうです。ですので日本国籍を取った、あるいは取らないままの外国の選手もいらっしゃいます。そして試合前の国歌斉唱、TVで見ていますと全員「君が代」を歌っておられます。私はこれに感激しました。今の日本人、皆がちゃんと「君が代」を歌えるんだろうか?
すみません。ひらがな入力から「いろは」に、更には「君が代」に迄脱線してしまいました。

s-112.jpg入力疲れの頃を見計らって、講師Kさんから「全角文字と半角文字」の話が出ました。
パソコンは賢いと思うかもしれないが、実は0と1しか判らない機械だ。
全角・半角は点字の6点を理解していると判り易い、6点の場所に点のある所、ない所の組合せで2の6乗、64文字を表現できる。パソコンでは8点(ビット)のON・OFFでの組合せ、2の8乗つまり256文字の表現が可能だ。アルファベット主体の国ではこれだけあれば充分だが日本語にはひらがな、カタカナ、更に漢字まであって、これでは全然足らない。そこで8ビット(1バイト)を2つ合わせ16ビット(2バイト)で表現する。こうすると2の16乗=65536文字を表現できるようになり、日本語の文字に充分対応できる。つまり1バイト文字は半角、2バイト文字は全角となる。

Kさんからは上記よりもう少し丁寧な説明がありましたが、受講生に分って貰えましたかねぇ?私にはやっぱりちょっと難しかったような気がしました。

来週は身障センターの都合でお休みになり、次回は再来週です。そこで子音での文字入力練習が宿題となりました。Kさんは1日1本の指の動きを覚えれば2週間で十分可能と言われましたが、私のように1つ覚えて次を覚えようとすると、前のことを忘れてしまう人間には至難の業です。受講生の皆さん、頑張って下さい。

次回は漢字変換やショートカットキーの練習になります。
なお今回のテキストは墨字版(紙の印刷教材)では各自の見易い文字ということで22〜36ポイントのもの、音楽CD版、Daisy版等も準備し、希望に沿ってお渡ししました。(TUNA)



posted by dss at 17:07| Comment(1) | パソコン講習会

2019年09月07日

パソコンステップアップ講習会(EXCEL編)開催報告(4日目)

日時:2019年9月1日(日)10時から12時
場所:心障センター 第一会議室
受講者:7名
第4日目の学習内容
  万年カレンダーの作成
  祝祭日に色をつける
  COUNTIF関数を用いた条件付き書式」
  VLOOKUPを用いて祝祭日の名前を表示させる。

講習会も最終回となりました。いろいろありましたけど、みんな理解してくれただろうか?
今回の焦点は条件付書式です。エリアを選び、関数によってルールを決めて、フォントの色を変えます。幾重にも重なった同じようなルールができ、まちがいがあったから訂正となるとさらに混乱をきたすようです。たくさん条件付書式を作るので練習になり、優先順位を変えるなど構造が分かって好評価です。同じような範囲や条件が繰返し出てくるのでなにか工夫が出来るのではと思いますが、出来上がって結果オーライならOKでしょう。
もう一つは「IFERROR」の使い方です。いきなり「IFERROR」関数の構文でERRORがあったら、スペースを入れる等 びっくりします。そもそも「ERROR」というのはあってはならないから「ERROR」なのだと思ますが、どうも「VLOOKUP」とコンビで使うのは常套の手段のようです。
トラブルも人それぞれありました。テキストを読んでも具体的方法が分からない、そもそもキーボードやマウスの操作が苦手、条件式書式の煩雑さにてこずった人、EXCELには感嘆するけど意味が分からない、などです。皆さん学習会に来て、さらに勉強を続けたいという希望者が多かったので、来てがっかりしないようにこちら側の対応も必要でしょう。
最初は式を写してるだけではないかと心配していましたが、それはそれとして、各自のやり方でそれなりに楽しんだようです。EXCELには、「さんすう」の問題のようにいろいろ考えて工夫する楽しみがあります。少々難しかったかなという講師側の反省もありましたが、概ねEXCELは少々難しくてよいのだというのが結論でした。(ET) 
posted by dss at 05:37| Comment(0) | パソコン講習会

2019年08月31日

パソコンステップアップ講習会(EXCEL編)開催報告(3日目)

日時:2019年8月25日(日)10時から12時
場所:心障センター 第一会議室
受講者:6名
第3日目の学習内容
  日付データ(シリアル値)操作の基本
  YEAR,MONTH,DAY,WEEKDAY,DATE
 予定表の作成
  WEEKDAY関数と条件付き書式の組み合わせにより土日に自動的に色を付ける。
 シンプルなカレンダーの作成
  単純に隣のセルに+1する式をつくった
 万年カレンダーの作成
     WEEKDAY関数を使って万年カレンダーの作成。

3日目のねらいは万年カレンダー作ることです。それにともない、関数の使い方や手法も学んでいきます。今回の要はシリアル値の理解と応用方法です。Excelにおいてシリアル値とは1900年1月1日からの一連の番号で特に難しいことはありません。「1000」という数字に対して、これは「シリアル値」と思えば1902/9/26になりますし、お金の話と思えば1000円と考えてよいわけです。特別なことと言えばシリアル値にはマイナスは定義されてないので、「-1」をシリアル値と考えるとエラーが出てしまいます。
シリアル値では書式の表示形式を変えることによって無味乾燥な数字が華麗に変身します。受講生たちはその変身振りに「エクセルは頭がよい」と感嘆しましたが、あらかじめ番号を振ってあるのと同じことです。同じ「10000」であっても表示形式が「標準」ならそのままですが、日付にすると「1927/5/18」、和暦すると「昭和2年5月18日」、ユーザー定義で「d」と指定すれば日にちの「18」「aaa」なら曜日の「水」に変化します。何故「aaa」という話が出たそうですが、ユーザー定義と言うくらいですから、そのように決めたからで、単純に「a」「aa」では定義されてないからなにも変わりません。
もう一つの課題は条件付書式の設定です。範囲を選んで、計算式など条件を設定すれば、フォント、色、塗りつぶしなど自動的に変えることがでいます。また、入力規則からリストを作ることも学びましたが、これは、どの年のカレンダにするかの入力するのに使いました。
万年カレンダーにするには、何年何月のカレンダにするかを決めて、そこからわかるシリアル値を計算して表示方法を決めて、一ヶ月のカレンダーの構造を作れば、完成させることが出来ます。ところで、Excelには万年カレンダーのサンプルが一杯ついておりまして、”プロ”がどんな方法で作るのか覗いてみるのも面白いでしょう。私に分かったことはいろいろな方法があるということぐらいことでしたが・・・
受講生の勉強の進み具合は各人の経験が違いますのでまちまちですが3日目の山場も無事に越えたようです。4日目はさらにいろんな関数を使ってカレンダーを完成させますが、あと一息、+アルファをめざして頑張りましょう。(ET)
posted by dss at 09:58| Comment(0) | パソコン講習会