2020年03月11日
Envision AIもSiriで簡単に使えます
そこで、Kさんの了解を得てブログにアップすることにしました。
Envision AIをSiriで簡単に使う設定方法です。
1.「Envision AI」を起動します。
2.[1本指の右フリック]でヘルプ」を選択して、[1本指のダブルタップ]で開きます。
3.[1本指の右フリック]、または[1本指の左フリック]で「設定」を選択して、[1本指のダブルタップ]で開きます。
4.[1本指の右フリック]で「Siriショートカット ボタン」を選択して[1本指のダブルタップ]で開きます。
5.「Siriショートカットとして使いたいアクションを選択」とガイドがあります。[1本指の右フリック]でアクションを選択します。
今回は、初めてですので、「すぐに読み上げを始める」を選択します。
6.[1本指のダブルタップ]をします。
7.[1本指の右フリック]をして行きますと「これを読んで テキストフィールド」とガイドがあります。
この「これを読んで」がSiriのショートカットのコマンドです。
もし、命令を変えたければ、次にある「テキストを消去 ボタン」を選択して、[1本指のダブルタップ]で開いて、自分の好みの命令語を入力します。
8.とりあえずこのままで良いので、[1本指の右フリック]で「ショートカットを保存」を選択して、[1本指のダブルタップ]をします。
これで、iPhoneのサイドボタンかホームボタンを長押しして、Siriに、「これを読んで」と言いますと、すぐに読んでくれます。
iPhoneのカメラを、文字から10cmぐらい離すのが良いみたいです。
なお、手順5のところで、「文章の読み上げ」も設定することが出来ます。
この場合の、命令語は初期値として、「この文章を読んで」です。
文章が書かれた紙を平らな所に、皺などを伸ばしてから置きます。
iPhoneのカメラを、その用紙の中央あたりにおきます。
水平にiPhoneを持ち上げて行きます。
「端が見えない所があります」とガイドがありますので、さらに上にiPhoneを持ち上げて行きます。
「全ての端を認識しました」とガイドがあり、自動的にシャッターが切れます。
認識は割合と早く行なわれます。
[2本指の上フリック]で読んでください。
Envision AIのOCRの認識率は驚くほど良いですよ。
市販の薬の効能書きの、あの小さな文字もほとんど間違いなく認識してくれました。
Envision AIは手書き文字でも崩さないできちんと書いて有る物なら、OCRで認識します。
他の機能も同じように設定できます。
これで、視覚障害者が、ほとんど自由に墨字が簡単に読めるようになりました。
OCR機能がどんどんと簡単にできるようになって、視覚障害者の文字認識も、もうすぐ何の問題も無く出来そうです。
これは、当事者Kさんの感想です。
視覚障碍者の目の代りをしてくれるアプリ、Envision AIやSeeing AIをSiriを使って簡単便利に使ってみてください。
tkoj
2020年03月08日
視覚障害者の皆さん、Seeing AI(シィーイング、エーアイ)がSiriで簡単に使えますよ
視覚障害者の目の代わりをしてくれるアプリSeeingAI(無料)が、2019年12月に日本語対応となり使いやすくなりました。
でも、初心者にとっては、アプリを探して起動してからチャンネル(短いテキストやドキュメントなど)に移動して、読み上げてくれる音声を聞くまでの操作は、中々大変です。
ところが、このアプリにはSiriを使って声だけで簡単に使える機能が付いています。
この設定をすれば、Siriに「これ読んで」と話しかけてiPhoneやiPadのカメラをかざすだけで、短いテキストを読んでくれるので簡単に使えます。
それでは、その設定方法を説明します。
iPhoneやiPadはVoiceOverを使っている状態での設定です。
1.Siriに「SeeingAIを開いて」と話しかけると、アプリが開きます。
2.「メニュー、ボタン」と読み上げたら、ダブルタップで開きます。
3.メニューが開いて、「戻るボタン」と読み上げたら、右スワイプで「設定、ボタン」に移動して、ダブルタップで開きます。
4.設定が開いて、「通貨、ボタン」と読み上げたら、1回右スワイプすると「Siriショートカットの構成、ボタン」と読み上げるので、ダブルタップで開きます。
5.「Siriのショートカットで使用するアクティビティを選択します。見出し」と読み上げたら、1回右スワイプして「短いテキストを認識する」に移動して、ダブルタップすると「キャンセル、ボタン」と読み上げて、「ショートカットを編集」の画面が出ます。
6.右スワイプをして、「短いテキストを編集する、テキストフィールド」と読み上げたら、ダブルタップして書いてある文字を全て削除して「これ読んで」と入力します。(Siriに話しかける言葉なので簡単で忘れないものが良いでしょう。)
7.右スワイプで「Siriに追加、ボタン」に移動して、ダブルタップすると設定されて、前の⒌の画面に戻ります。
これで「短いテキスト」をSiriに呼び出してもらう設定が出来ました。
続いて便利な、書類を読み上げる「ドキュメント」、お金を識別する「紙幣」、色を識別する「色」、明るさを識別する「ライト」の設定をします。
8.⒌の画面に戻ったら、右スワイプで「ドキュメントを認識する」に移動して、ダブルタップします。
9.右スワイプをして、「ドキュメントを編集する、テキストフィールド」と読み上げたら、ダブルタップして書いてある文字を全て削除して「この書類は」と入力します。
10.右スワイプで「Siriに追加、ボタン」に移動して、ダブルタップすると設定されます。
11.続いて、8から10の操作で「紙幣を編集する、テキストフィールド」を「このお金は」に書き替えます。
12.「色を編集する、テキストフィールド」を「この色は」に書き替えます。
13.「ライトを編集する、テキストフィールド」を「明るさは」に書き替えます。
これで便利に使えるチャンネルの設定できました。
他にも「製品」、「人物」、「シーン」など有りますが、認識率が低いので、まだ使えません。
使い方は、調べたいものの上にカメラを置いて、Siriに「これ読んで」とか「このお金は」と話しかけて、ユックリとカメラを離してゆくと読み上げてくれます。
書類を読んでもらう時は、用紙の真ん中にカメラを置いて、Siriに「この書類は」と話しかけてユックリとカメラを離してゆくと、「端が表示されていません。」とアプリが教えてくれますので、更に離してゆくと、「そのまま」と言ったところで止めると「処理中」と言って読み取りが始まります。(用紙を色の濃いものの上におくと認識されやすくなります。)
読み取りが終わると、「戻るボタン」と読み上げるので、右スワイプをすると文節ごとに読み上げてくれます。連続読みをする時は、左下端に「再生」のボタンがありますのでダブルタップすると連続読みができます。途中で止める時はもう一度ダブルタップで止まります。
段組みされた文章や枠に囲まれた文章、表などの文字はうまく認識されません。
もう一度やり直したい時は、最初からSiriに話しかけた方が簡単です。
日本語の認識率はまだまだですが、視覚障害者の目の代わりをしてくれるアプリとして、簡単、便利に使ってみて下さい。
2019年07月29日
NVDAレポート 30 「Firefox」を使って見る
そこでこの記述は一時見合わせて、実際に、「Mozilla Firefox」を使って、「情報ボランティア障害者支援の会」のHPを見てみることにします。
※講習会のパソコンもWindows10の1903になりますので、このSurface GoもWindows10のバージョンを1903にアップデートしました。
「Mozilla Firefox」は初期値で、「Google」の検索エンジンが選択されています。
NVDAのホームページを閲覧する2つのモードについて。
NVDAには、「ブラウズモード」と「フォーカスモード」の2つがあります。
「ブラウズモード」は通常にホームページを閲覧するモードです。
「見出し行にジャンプする、[H]キーや、リンクにジャンプする[K]キーなどが使えます。
「フォーカスモード」は文字入力をする、「エディットボックス」などでカーソルを出して、文字入力をするモードです。
この2つのモードの切り替えは、効果音で区別します。
「フォーカスモード」は「ガチャ」という効果音で、「ブラウズモード」は「ポーン」という効果音です。
テキストボックスなどが選択されますと、自動的に、「フォーカスモード」になり「ガチャ」と効果音がすることもあるようです。
この状態になると、[上下カーソル]キーでは抜け出せません。
手動で、「フォーカスモード」と「ブラウズモード」を切り替えるのは、[NVDAコマンド(無変換)+Space]キーを押します。
押すたびに、「ガチャ」「ポーン」「ガチャ」「ポーン」と効果音がして、「フォーカスモード」と「ブラウザーモード」の切り替えが出来ます。
「フォーカスモード」から抜け出せないときは、「ブラウズモード」に切り替えれば、[上下カーソル]キーで抜け出せます。
「ブラウズモード」では、NetReaderやインターネットエクスプローラーで便利に使えた、「一文字ナビゲーション」が使えます。
以下に、主なものを書いておきます。
・[H]キー:見出し行。
・[K]キー:リンク。
・[E]キー:エディットフィールド。
・[F]キー:フォームフィールド。
・[T]キー:テーブル。
・[B]キー:ボタン。
「情報ボランティア障害者支援の会」のHPを閲覧します。
1.「Mozilla Firefox」を起動します。
今回は2つの方法を書いておきます。
(1)[Windows+D]キーを押してデスクトップにフォーカスを移します。
[F]キーを押しますと、Firefoxが選択出来ますので、[Enter]キーを押します。
(2)[Windows]キーを押します。
「スタート ウインドウ Cortana ウインドウ 検索ボックス エディットブランク」とガイドがあります。
[Fi]と入力します、
Firefoxの綴りの最初の数文字です。
「Firefox, アプリ, 右を押してプレビューを切り替える 1の5」とガイドがありますので、[Enter]キーを押します。
「Mozilla Firefox」が起動します。
注意しなければならないのは、[Fi」で始まるアプリが複数ある場合は、全部表示されますので、選択には気を付けてください。
2.「ナビゲーションツールバー ツールバー コンボボックス 折りたたみ Google で検索、または URL を入力します エディット オートコンプリート ブランク」とガイドがあります。
3.[半角全角]キーを押して、「文字変換」にします。
4.「パソボラ八王子」と入力して、[Enter]キーを一度押して文字を確定します。
5.もう一度、[Enter]キーを押します。
Googleでの検索結果が出ます。
6.見出し検索の、[H]キーを押して行き、「検索結果見出し レベル1」を選択します。
7.[K]キーを押して、「クリック可能情報ボランティア障害者支援の会:障害のある方へのサポート」を選択します。
8.ここで[Enter]キーを押して、リンクを開いても良いのですが、今回は、新しいタブで開く事にします。
[Application]キーを押して、[上下カーソル]キーで、「リンクを新しいタブで開く T 1の3」を選択して、[Enter]キーをおします。
9.「パソボラ八王子 - Google 検索 ドキュメント」 「情報ボランティア障害者支援の会:障害のある方へのサポート」とガイドがあり、「情報ボランティア障害者支援の会:障害のある方へのサポート」のHPが開きます。
10.このままでは画面が移動しません。
新しいタブに移動するには、[Ctrl+Tab]キーを押します。
11.現在このSurface Goはデスクトップモードで動作していますので、全文読みのショートカットキーは、[NVDAコマンド(無変換)+A]キーを押します。
タブレットモードで動作している時は、[F5]キーで全文読みをします。
12.全文読みを止めるのは、[Esc]キーを押します。
一行読みは[上下カーソル]キーで出来ます。
13.新しいリンクを開きたい場合は、[K]キーを押して、リンクを選択します。
例えば、「お役立ち情報」を選択して、[Application]キーを押して、[上下カーソル]キーで、「リンクを新しいタブで開く T 1の3」を選択して、[Enter]キーを押して開きます。
このようにして、新しいタブを追加して開いた方が、判り易い気がします。
14.タブを切り替えるのは、[Ctrl+Tab]キーを押します。
15.いらなくなったタブを終了するのは、そのタブを表示しておいて、[Alt]キーを押して、「ファイル サブメニュー Alt+F 1の7」を選択して、[下カーソル]キーで、「タブを閉じる Ctrl+W C 5の6」を選択して、[Enter]キーを押します。
16.「Mozilla Firefox」を終了するのは、[Alt+F4]キーが便利です。
複数のタブが開いている場合は、「タブを閉じて終了しますか? ダイアログ 複数 (4)のタブを閉じようとしています。すべてのタブを閉じてよろしいですか?タブを閉じる ボタン」の警告が出ますが、そのまま、[Enter]キーを押します。
この「タブ」をいくつも開いて行く方法は、今まではあまり使っていなかったのですが、HPのリンクがかなり明快に分かり、少し面倒でもありますが、判り易い方法だと思います。
次回は、アマゾンでの買い物の方法を書きます。
(masana)