2020年07月08日

Chrome OS 搭載タブレットPCの紹介 Part2 初期設定編

さて、前回の記事「Chrome OS搭載タブレットの紹介 Part1 概要編」に引き続き気ままがお送りいたします。

今回は前回のような長い概要解説ではなく、実際に設定をやっていこうと思います。

まずはじめに、「Chromebook Tab 10」の外観について説明していきます。
本体前側は全体がつるつるとしたガラス面です。
右側面上部にはボタン類が2つ。上側が電源ボタン、下側が音量のUP/DOWNボタンです。
さらにその下にmicro SDカードスロットがあります。
右側面最下部にはEMRスタイラスペンが内蔵されています。
左側面には何もありませんが、下側に技適情報等のシールが貼ってあります。
本体下側にはスピーカーと一番右側まで行くとUSB Type C端子がありますね。
上側には同じくスピーカーと、一番右側にヘッドホンジャックがあります。
「Chromebook Tab 10」の外観については以上です。

さて、では早速初期設定に入っていきましょう。
まずは電源ボタンを長押しします。
そうすると電源がオンになります。
私の端末はすでに充電されていましたので、すぐに起動しましたが一度充電してからでないと起動しない個体もあるかもしれません。

電源を入れるとしばらくして、ロゴの表示後、「ようこそ!」画面に切り替わります。
使用言語とキーボードの設定を聞かれますので自分で使用する言語とキーボードを選択して設定を進めていきます。
ネットワークの設定をしていきます。
「Chrome OS」は基本的にはネットにつないで使うものなので、ネットワーク設定は必須になります。
自分の利用したいWi-FiネットワークのSSIDを選択、パスワード入力欄にパスワードを入力し設定を進めます。
その後、Googleアカウントにログイン、各種事項に同意し、設定を進めます。

最後駆け足でしたが、これで設定は完了です。
設定が完了すると、デスクトップ画面に切り替わります。
いよいよ「Chromebook Tab 10」の利用準備が整ったようです!!!
次回記事は「Part3 Chrome OS利用編」です。
posted by dss at 11:02| Comment(0) | フリートーク

2020年07月07日

Chrome OS 搭載タブレットPCの紹介 Part1 概要編

どうもこんにちは。お久しぶりですね。気ままです。
長かった緊急事態宣言も終わり、dssの活動も徐々にですが再開してきました。
とは言えまだまだ予断を許さぬ状況ですので気を引き締めてまいりましょう。

さて、今回は少し馴染みない、「Chrome OS」を搭載した端末に触れる機会がようやく来ましたので、簡易的ですが設定方法や使用方法を書いていきます。

私が今回入手したのは「Acer」製のタブレット型パソコン、「Chromebook Tab 10」です。
これは商品名ですが、正確な型番は長くわかりづらいので割愛します。
まずはカタログスペックから見ていきましょう。

CPUはRockChip社製のOP1というチップ。
メモリーは4GB。ストレージ記憶容量は32GBです。
9.7インチのタッチディスプレイを搭載しており、最大解像度は2048*1536。
カメラも付いていて、アウトカメラが5MP、インカメラが2MPとなっています。
ポート類はUSB Type C端子(充電、データ転送兼用)が一つ、それからヘッドホンジャックが一つ、最後がmicro SDカードスロット一基です。
その他にはGセンサーとジャイロスコープを搭載し、Bluetoothのバーションは4.1となっています。

何より特徴的なのは、本体に付属している「EMRスタイラスペン」による手書き機能ですね。
本体に内蔵されているペンを引き抜くことで、ペンメニューが表示されます。
メニュー内からは範囲描画によるスクリーンショット撮影や、手書きメモ機能などが利用できます。
その他付属品は保証書や説明書等の書類一式、ACアダプターと電源ケーブルです。

さて、スペック詳細が長くなってしまいましたがここでこの端末のさらなる特徴をご紹介しておきます。
まずは冒頭でも書いた「Chrome OS」搭載という点。
パソコンの基本ソフト(OS)には大まかに「Microsoft」が開発、販売している「Windowsシリーズ」、「Apple」が開発、自社のパソコンにのみ搭載、販売している「Mac OSシリーズ」が存在します。
これらとは別に、オープンソースのカーネルである「Linux」をベースにしたOSが多数あります。

今回の「Chrome OS」はどちらかと言えば「Linux」をベースにしているOSであり、「Google」が開発をしています。
このOSの特徴は、「軽快な動作」、「クラウドベース」、「Googleサービスへの特化」といったものが挙げられます。

まず「軽快な動作」に関してですが。
このOSは先も書いたとおり「Linux」、もっと言えばその「Linux」をベースにした「Android OS」をベースに開発されているようです。
もともとスマートフォン用のOSである「Android OS」を「クラウドベース」に改良したことによって、端末本体の性能に極力依存しないOSが誕生。
それが「Chrome OS」というわけです。
端末本体の性能への依存が少ないので、軽快な動作が見込めるわけです。

次の項目「クラウドベース」は前の「軽快な動作」の項目につながっており、「Chrome OS」ではその処理の殆どをクラウド上で済ませることができます。
具体的には、「Chrome Webブラウザー」上でできることは大抵がWebサービス、それも「クラウドベース」のものであり、「Chrome Webブラウザー」をメインに据えて開発された「Chrome OS」はクラウドサービスに大きく依存しているわけです。
Web上で利用できるサービスには主に「Youtube」、「Google Suite」などです。

最後の「Googleサービスへの特化」ですが、これも前の項目「クラウドベース」とつながっています。
Googleサービスには主に「Google Play Store」よりアプリケーションをDLして使うものと、先程も書いたWeb上で完結するものがあります。
「Chrome OS」ではその両方を利用することができます。が、逆にこの2つのサービスでは賄えないような作業は「Chrome OS」ではできないことになります。

ここまでが「Chromebook Tab 10」と「Chrome OS」の特徴でした。
予想以上に長くなってしまいそうですので、記事を分割し投稿したいと思います。
それでは、Part2 初期設定編に続く...
posted by dss at 18:27| Comment(0) | フリートーク

2020年03月11日

Envision AIもSiriで簡単に使えます

先日、Seeing AIがSiriで簡単に使える事を書きましたが、この内容を会の視覚障碍者MLでも紹介したところ、KさんからEnvision AIでも出来ましたと、設定方法が紹介されました。
そこで、Kさんの了解を得てブログにアップすることにしました。

Envision AIをSiriで簡単に使う設定方法です。
1.「Envision AI」を起動します。
2.[1本指の右フリック]でヘルプ」を選択して、[1本指のダブルタップ]で開きます。
3.[1本指の右フリック]、または[1本指の左フリック]で「設定」を選択して、[1本指のダブルタップ]で開きます。
4.[1本指の右フリック]で「Siriショートカット ボタン」を選択して[1本指のダブルタップ]で開きます。
5.「Siriショートカットとして使いたいアクションを選択」とガイドがあります。[1本指の右フリック]でアクションを選択します。
今回は、初めてですので、「すぐに読み上げを始める」を選択します。
6.[1本指のダブルタップ]をします。
7.[1本指の右フリック]をして行きますと「これを読んで テキストフィールド」とガイドがあります。
この「これを読んで」がSiriのショートカットのコマンドです。
もし、命令を変えたければ、次にある「テキストを消去 ボタン」を選択して、[1本指のダブルタップ]で開いて、自分の好みの命令語を入力します。
8.とりあえずこのままで良いので、[1本指の右フリック]で「ショートカットを保存」を選択して、[1本指のダブルタップ]をします。

これで、iPhoneのサイドボタンかホームボタンを長押しして、Siriに、「これを読んで」と言いますと、すぐに読んでくれます。
iPhoneのカメラを、文字から10cmぐらい離すのが良いみたいです。

なお、手順5のところで、「文章の読み上げ」も設定することが出来ます。
この場合の、命令語は初期値として、「この文章を読んで」です。
文章が書かれた紙を平らな所に、皺などを伸ばしてから置きます。
iPhoneのカメラを、その用紙の中央あたりにおきます。
水平にiPhoneを持ち上げて行きます。
「端が見えない所があります」とガイドがありますので、さらに上にiPhoneを持ち上げて行きます。
「全ての端を認識しました」とガイドがあり、自動的にシャッターが切れます。
認識は割合と早く行なわれます。
[2本指の上フリック]で読んでください。

Envision AIのOCRの認識率は驚くほど良いですよ。
市販の薬の効能書きの、あの小さな文字もほとんど間違いなく認識してくれました。
Envision AIは手書き文字でも崩さないできちんと書いて有る物なら、OCRで認識します。
他の機能も同じように設定できます。

これで、視覚障害者が、ほとんど自由に墨字が簡単に読めるようになりました。
OCR機能がどんどんと簡単にできるようになって、視覚障害者の文字認識も、もうすぐ何の問題も無く出来そうです。
これは、当事者Kさんの感想です。

視覚障碍者の目の代りをしてくれるアプリ、Envision AIやSeeing AIをSiriを使って簡単便利に使ってみてください。

tkoj
posted by dss at 15:57| Comment(0) | 視覚障害関係